最近の相場は新型コロナウイルスによる影響も受けて、相当相場が荒れています。
レンジブレイクして112円台へと突入から、今度は105円台への続落。
自動売買のナンピン系としては、上下動しながら上昇したり、下落すると問題ありませんが、上下動少なくトレンド的に相場が動くとナンピンしてポジションが積み上がり、決済に時間を要します。
そこで今回は、人気ナンピン系EA【サーフィン】【ランドクルーザー】の新パラメーター設定について現在テスト稼働中のものがあるので公開しようと思います。
推奨設定は勿論のこと、今回紹介する設定も面白い内容となりますので、是非参考にしてみてください。
【両建て稼働】人気ナンピン系EA「サーフィン、ランクル」もう一つの設定
今回紹介するパラメータの設定は、前回の記事でQ&Aでも少し触れた内容の詳細になります。
ポイントは下記の通り。
① 両建て稼働にする。
② ナンピン倍率を2倍から落とす。(ナンピンマーチンではない)
③ ナンピン値幅を縮める。
具体的に解説します。
① 両建て稼働にする。
現在ドル円チャート「5分足」にサーフィンEA、もしくはランドクルーザーEAを一つ設置されて稼働していると思います。
今回の新設定は、パラメーター設定ではなく、先ずEAの設置を2つ行います。
ドル円チャート「5分足」を2枚開きます。
その2枚共にEAを設置します。(同じEAに限ります。また認証コードは同じで大丈夫です)
この設置の際、パラメーターの全般タブで、一つは【Only Long】もう一つは【Only Short】の2枚に分けます。
※ 推奨設定では【Long & Short】になっています。
上記ように、2枚同じチャートを開いて、同じEA(上記はサーフィンEA)を設置、一つはオンリーロング、一つはオンリーショートで設置しています。
こうすることで、それぞれのエントリータイミングで、ロングだけのポジションを取りに行くEA、ショートだけのポジションを取りに行くEAとなります。
いわゆる、ロング保有中でもショートポジションが新たにポジションが立ちます。
逆もしかりです。
このメリットは、ロングで仮にナンピンで担ぎ出して決済に時間を要していても、ショートポジションは別の動きとして、新しいポジションが入って決済します。
今まで、ナンピンでポジションを担いで決済出来ない時間が長く続くと、逆のポジションは入ることはなく、その間は利益が出ない時間となっていました。
両建て稼働にすると、片方がポジションを担いで決済に時間を要していても、反対のポジションが決済を繰り返し、その間も利益を生んでくれます。
両建てしている間は証拠金維持率が軽減されます。(両建てのポジション量の分だけ証拠金が0になるので相殺された形になります。)
完全なる両建てトレードではないので、XMの規定に反することはありません。
② ナンピン倍率を2倍から1.36倍へ落とす。(ナンピンマーチンではない)
ナンピン倍率1.36倍(~1.39倍)
推奨設定はナンピン倍率2倍でナンピンマーチン設定となります。
勿論、この2倍の設定は非常に良いパフォーマンスを出しています。
今回のテスト稼働は、このナンピン倍率を1.36倍に落として、その分、ナンピンの値幅を縮めて、相場がどこから折り返しても、直ぐに最終ナンピンポジションに利益が出始めるようにする為の設定です。
ナンピン倍率2倍と1.36倍では、それぞれ一長一短あるのは事実で、ナンピンし出してから、どこで相場が折り返すかによって、決済のしやすさは変わってきます。
<ポイント>
a、 ナンピン上限回数を7程度に抑える。
b、 通常のナンピン倍率2倍の口座と、1.36倍の口座という具合に2つの口座でポートフォリオを組むのもあり。
③ ナンピン値幅を縮める。
通常の推奨設定のナンピン値幅は、初回15pips、2回目以降30pipsです。
これを初回も2回目以降も全て15pipsにします。
ナンピン倍率を下げた分、ナンピン値幅を下げてナンピンしていく間隔を縮めます。
こうすることにより、相場の折り返しタイミングで、上手く最終ポジションが利益を出やすくします。
※ 上記ポイントのように、相場の急変に備えて、ナンピン上限回数を7にするなど、制限をかけておきます。
充分な証拠金を準備出来る方は、上限回数を増やした方が、相場が行き過ぎた場合も、反転し出してから利益は狙いやすくなります。
組み合わせは自由自在
今回紹介しました設定内容と推奨設定を組み合わせて稼働するのも面白いです。
例えば、推奨設定のまま、チャートを2枚にして両建てとして自動売買させたり、両建てにせず、パラメーター設定だけ見直したり、複数口座で設定を変えてポートフォリオを組むなど自由自在。
また、最近紹介しています、時間足を「1分足」に変えて稼働するのも、エントリータイミングが早まり、利益につながることもあります。
※ 1分足稼働は、エントリータイミングが早まる分、利確回数が増える反面、相場入り頻度が多いという点ではリスクも増えます。
この人気ナンピン系EAは、設定を自由に設定できるところが魅力の一つでもあります。
バックテストもご自身で出来ますので、色々な設定内容を試すのも面白いと思います。
では、今回紹介した設定内容を実際に1分足稼働で1週間試してみたので、参考までに実績を公開します。
ドル円1分足両建て稼働の1週間実績
3月月初から1週間、今回紹介しました2枚のチャートにEA(サーフィンEA)を設置して、オンリーロング、オンリーショートでの両建て稼働を行いました。
0.1ロット、750円利確、ロット倍率1.36倍、ナンピン値幅初回、2回目以降全て15pipsでの設定です。
上限回数は7に制限をかけています。(下記パラメーター参照)
3月2日(月)~6日(金)の実績
〇 3月2日~6日の1週間の利益
1週間の利益65,952円
0.1ロットの750円利確で稼働させて、1週間で利益6万円越えの好成績。
証拠金は荒れた相場なので60万円で稼働。
1週間で10%の週利となりました。
非常に高い利益率ですので、ロットと利確金額を下げるか、証拠金をもう少し上げてリスクを落とす設定でも良いですね。
相場がよく動いていたこともあり、利確回数は非常に多く、両建て稼働による恩恵も多く見受けられました。
イメージが沸くように、1日毎の実績も参考までに公開します。
1日毎の利確内容
2日(月) 利益16,631円
3日(火) 利益18,095円
4日(水) 利益14,878円
5日(木) 利益7,772円
6日(金) 利益8,576円
1週間の利益65,952円
実際のトレード結果を見てみましょう。
〇 2日(月)
利益16,631円
〇 3日(火)
利益18,095円
〇 4日(水)
利益14,878円
〇 5日(木)
利益7,772円
〇 6日(金)
利益8,576円
まとめ
今回の人気ナンピン系EAの両建て設定や、パラメーター設定内容は、非常に興味深い実績を叩き出してくれました。
1日毎の利確内容を見ると、非常に取引内容、決済回数が多いことが見て取れると思います。
これは両建て稼働における、ロングとショートでそれぞれにエントリー、決済を目指す動きをしている恩恵ですね。
勿論、相場状況により実績は大きく変わってきます。
それでも、推奨設定と今回の設定内容を2つの口座でポートフォリオを組んで稼働させるのも、リスク分散として良いですね。
今回は1分足で相場入り頻度を高めた設定にしていますが、現在の相場は非常に荒れているので「5分足」の方が無難かもしれません。
また、週末にかけてドル円の下落が大きく、また米国雇用統計の為、念の為に違う口座から資金移動して、証拠金を一時的に大きく上げました。
勿論、早め早めにポジションの無いタイミングで重要指標発表時には稼働をオフにすることをオススメします。
現在の新型コロナウイルスによる相場の荒れ具合からして、推奨証拠金でのロット設定、利確設定は半分以下、出来れば4分の1程度に抑えておく方が無難です。
ロットと利確金額を落とさない場合は、推奨証拠金を2倍や、出来れば4倍程度は用意して稼働しましょう。
是非、リスク回避優先の安心して稼働出来る設定にしておきましょう。
その後の新設定&両建て稼働の実績については下の記事を参照ください。
驚愕の利益を叩き出しています。
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