FX自動売買ツールのEAを稼働させるために必須ともいえるサービスとしてVPS Windows サーバーがあります。
EAを稼働させるには24時間ずっとWindowsを立ち上げておく必要があります。
ご自身でWindowsのデスクトップやノートPCを持っていても、24時間ずっと電源を切ることなく稼働させ続けるには色々と問題があります。
そこで非常に便利なのがこのVPSというものになります。
【2023年8月追記】
オススメはWin2! メモリが3.5GBに増量されていてお得!!

この記事ではこんな内容が分かります。
① VPSってそもそも何?
② VPS Windowsサーバーの比較
③ おすすめVPSの契約方法とおすすめのプランの紹介
④ VPSの初期設定
⑤ PC(Windows、Mac)からの接続の方法(リモートデスクトップ設定)
⑥ VPSのセキュリティー設定
⑦ VPSのパフォーマンス設定
必要の無い情報があれば、目次のところから必要な項目へ飛んでご覧ください。

私が各社比較した中から最もお値打ちでおすすめのVPSをご紹介します。
図解でわかりやすくVPS Windowsサーバーの構築方法を案内します。
先ず結論からお伝えすると、一番おすすめのVPSはABLENETです。
アイブルネットは本当に安定したサーバーです。
これは有名どころ複数実際に使ってきての感想です。
コスト面、性能、会社の信用度、すべてを兼ねそろえている点でABLENET(エイブルネット)をおすすめします。
勿論、私自身も長く使っています。
パソコンに詳しくない方にも分かるように、画像解説付きで 案内します。
手順通りに進めれば、VPSの契約、初期設定の作業時間は10分ほどで構築できます。

そもそもVPSって何??っていう方もいますよね!
少しVPSについて解説しますね。
解説の必要ない方はVPSを契約するからご覧ください。
VPS Windows サーバー比較 分かりやすい開設案内(図解)
そもそもVPSって何?
Virtual Private Serverの略です。
簡単にいうと、インターネット上の仮想空間の中に自分専用のWindowsパソコンを1台借りることです。
そうすることで!
① 自分のパソコンの電源を切っても24時間365日ずっとEAを稼働させられる!
② 安心の通信環境が確保できる!
③ パソコンはもちろん、スマホやタブレットで、どこにいても操作できる!
このVPSを契約する事で、お手持ちのパソコンの電源をずっとOFFにしていても、全く問題なく24時間365日EAが稼働をして利益を出し続ける事が可能となるわけです。
仮想空間にあるパソコンを遠隔操作するので、専用アプリでスマートフォンでも操作ができます。
パソコンがない方でも自動売買ができるようになります。
出先でもスマホから自動売買のオンオフを切り替えることができるようになります。
EAを稼働させるために2つの重要なポイント
① 24時間365日、安定した通信回線があること
② いつでも素早く、自動売買のON-OFFが切り替えられる環境
この2つはEAを正常に稼働させて、安定的に利益をあげるために欠かせない環境といえます。
つまり、ネット回線に常に接続され、取引ソフト(MT4)を常に起動しっぱなしにしておくことが必要なのです。
自宅パソコンでEAを稼働させるのはおすすめ出来ない
ご自身のパソコンでEAを稼働させることももちろん可能です。
しかし、そこにはリスクが高くデメリットも多くあるのでおすすめ出来ません。
① 電気代の負担が大きい
EAを稼働させるには、MT4を常に起動しておく必要があるので、パソコンを24時間つけっ放しにしておくことになります。
毎月の電気代はバカになりません。
目安として1か月2,500円、年間3万円程度電気代がかかります。
② 予期せぬシャットダウンやスリープでも損失を被る可能性大
パソコンの設定によっては、自動アップデートで再起動になったり、勝手にスリープモードになることがあります。
通信障害や予期せぬシャットダウン、Windowsアップデートによる再起動、スリープモードなど、すべてMT4の自動売買もストップしてしまいます。
またWi-Fiの調子が悪く、回線状態が悪くなることもダメです。
発注や決済が出来ず大きな損失を出してしまう可能性が高いです。
また、重要指標発表などEAの稼働を止めたいときに、止めることが出来ないなども悲劇です。
最悪はロスカットによる資金を溶かすことにもつながりかねません。
③ パソコンの発熱で摩耗が早まります
パソコンの電源を常につけっ放しにしていると、パソコンがどんどん熱をもってきます。
その熱が原因でパソコンが急速に摩耗します
おすすめのVPS

20年以上ホスティング事業者として運営されているのも安心です。
ABLENET(エイブルネット)のVPSを契約する
① ABLENETのサイトへアクセス
まずはこちらからABLENETのサイトへ。
別リンクでエイブルネットの公式サイトが開くので、このブログを参考にしながら進めてください。
10分もあればすぐに開設、設定ができますよ!
② Windowsプランを契約する
先ずは大きく表示されている左側の「VPS」をクリックします。
少し下にスクロールすると、いくつかプランが表示されています。
ここでは「Win1」というプランを選択します。
※「V0」「V1」「V2」などのプランは価格がかなり安いですが、WindowsのOSが入っていないサーバーになるので選んではいけません。
お好みで「Win2」「Win3」など上位プランを選んでいただいても構いませんが、MT4でEAを1~3個程度の稼働なら一番安い「Win1」プランで十分です。

複数のMT4、EAを今後設置しようと考えている方は「Win2」がおすすめです。
特に4つ以上のEAを稼働する予定の方は、最初から「Win2」が良いでしょう。
私は複数のEAを設置しているので「Win2SSD」を契約しています。
この内容でこのコスパは最強です!
そのまま下にスクロールすると「ストレージ」の選択になります。
「ストレージ」はどちらを選んでも大丈夫ですがSSDがおすすめです。
HDDよりも速度が速くなります。
さらに下にスクロールすると、決済方法を選択するボタンが出てきます。
「クレジットカード試用期間あり」は10日間の試用期間として無料で使えます。
試用期間を終えると自動で本契約にはなりません。(VPSが終了となります)
ご自身でログイン後、本契約への手続きが必要です。
※ これが少しだけ面倒です。 この本契約の手続きを忘れると自動的に契約が切れて使えなくなるので非常にリスクが高いです。
面倒な方は最初から「クレジッドカード試用期間なし」を選ぶと良いと思います。
カードをお持ちでない方はコンビニ払いでも構いませんが、手数料がかかることや、支払いを忘れるとVPSがストップしてしまいます。
そういったデメリットがあるので、カードを持っているならば出来るだけカード払いにしましょう。
決済方法を選んだら、下にスクロールして「利用規約」やその他の規約に同意して「規約に同意し、進む」と書かれたボタンを押します。
そうすると、次に契約期間を選ぶ画面になります。
月払い、6か月払い、年払いの3つから選べます。
長期契約の方が割引率が高いですが、月払いで良いと思います。(お好みでどうぞ)
サーバーの契約期間を選んだら画面右下の「見積もり画面へ進む」ボタンを押します。
見積もり内容、契約内容に問題がなければ「同意する」にチェックを入れ、WindowsのOSにチェックを入れて右下の「申込者情報の入力へ進む」ボタンを押します。
そうすると、お申込者情報画面となります。
必須の項目を入力していきましょう。
メールアドレスは間違いの無いように慎重に入力します。
申込者情報が入力できれば「注文内容の確認へ進む」ボタンを押しましょう。
決済情報の入力に進みます。ここでカード情報の入力を行い「注文を確定する」ボタンを押すと契約完了です。

お疲れさまでした。
これでVPSの契約は完了しました!
VPSで安心、安全にMT4でのEAを稼働出来る環境を得ることが出来ました。
VPS(エイブルネット)の初期設定をしましょう
今後は、契約したVPSのWindowsPCをどうやって操るか? を解説、手順を紹介します。
これも手順通りにすれば簡単ですので設定してみましょう。
レンタルしたVPSのWindowsパソコンを、あなたのパソコン(スマホ、タブレットも可)から遠隔操作できる状態にするための準備を進めていきましょう。
ステップ1:ABLENETからのメールを確認する
ABLENETでVPSの契約が完了すると以下のようなメールが届きます
件名:
[ABLE:VPS] VPS(Winプラン)設定完了通知/試用について
※このメールの中に、VPSに接続するときに必要な情報が全て記されています。絶対に第三者に見せないようにご注意ください。
① この部分は、この後行うVPSへのリモートコントロールで接続する際に必要になってくるIDやパスワードです。
② これは基本的にあまり使うことはありませんが、契約内容の見直しや、VPSの電源のオンなどで使うIDやパスワードとなります。
このメール内容はとても大事なので、メモや保存をしておきましょう。
ステップ2:リモートデスクトップでVPSへ接続する
では「リモートデスクトップ」を活用して契約したVPSへ接続してみましょう。
いわゆる、ご自身のPCやスマートフォンから、契約したVPSへ遠隔操作できるようにします。
「WindowsPC」からの接続と「MacPC」からの接続を解説します。
先ほどのメール内 ①「WindowsServer設定情報」に書かれている「コンピュータ」「ユーザー名」「初期パスワード」の3点を確認しながら進めます。
〇 Windows ユーザーの場合
Windows ユーザーの場合、リモートデスクトップは標準搭載されています。
Windowsアクセサリ内に「リモートデスクトップ接続」のアプリがあります。
もしくはアプリーケーションの検索でリモートと入力すると出てきます。
以下の手順で「リモート デスクトップ接続」を探してください。
スタート – すべてのプログラム – アクセサリ – リモート デスクトップ接続
アプリを起動すると、下の画面が出てきます。
左下のオプションの表示を押しましょう。
ここでコンピューターとユーザー名を入力します。
① コンピュータ IPアドレス を入力
② ユーザー名 administrator と入力
※ 先ほど準備したメール「設定完了通知」の「コンピュータ」と「ユーザー名」の部分を入力します。
次に、メールに記載の初期パスワードを入力します。
(このパスワードは変更できます。)
このようにWindowsが出てくれば接続成功です。
おめでとうございます!
次に、macからのVPSへの接続方法を解説します。
〇 Macユーザーの場合
まずは「Microsoft Remote Desktop」をダウンロードしましょう。
Macをお使いの方はMicrosoft Remote Desktopこちらからインストールしてください。
インストール後、「Microsoft Remote Desktop」を起動しましょう。
以下のような案内が接続毎に表示されますが、左下のチェックボックスにチェック・閉じることで、次回以降表示されなくなります。
左上の「New」をクリックすると、接続に必要な設定を入力する画面が開きます。
下の画面が表示されたら、4つの項目を入力していきます。
これも最初に用意したメール内容に記載されている項目の入力となります。
(1)の接続名はご自由に名称を入力しましょう。
(2)メール記載のコンピューターの部分
(3)メール記載のユーザー名
(4)そしてパスワードを入力
保存した設定を選択の上、「Start」から接続をします。
エラーが出た場合は、「Continue」を選択することで接続・利用してください。
そうするとWindows画面が出てきます。
これでMacPcからのリモート接続が完了です。
おめでとうございます!

お疲れさまでした。
これでVPSの契約から、リモートデスクトップを活用したVPSへの接続が完了しましたね!
スマホからの接続方法などに関しては、別の記事で紹介します。
参考までに、スマホのリモートデスクトップアプリのダウンロード先を下に張り付けておきます。
〇 Android端末をお使いの方
Androidのスマホやタブレットをお使いの方はこちらからインストールしてください
〇 iOS端末をお使いの方
iPhoneやiPadをお使いの方はこちらからインストールしてください
スマホからのVPS接続方法も基本的に同じ流れになります。
VPS のセキュリティ設定
VPS のセキュリティは高く設定されているため、初期設定ではインターネットから自動売買ツールのファイルをダウンロードすることができません。
そのため、セキュリティ設定の変更を行います。
※ここからの設定はこちらの公式サイトに書いてある方法で説明をします。
公式サイトにも記載されているように、サーバーセキュリティが弱くなるということをご了承の上、お客様ご自身の責任において行ってください。
(1)スタートボタン右隣のアイコンより「サーバーマネージャー」を起動し、「ローカルサーバー」をクリック。
(3)セキュリティ強化の構成が表示されますのでAdministrators、Users共に「オフ」に変更します。
スタートからインターネットエクスプローラーを起動します。
インターネットエクスプローラーが立ち上がると、下の画面が表示されるので、右上の歯車マークをクリックして、インターネットオプションを選択します。

次に、セキュリティタブを選んで、「保護モードを有効にする」のチェックを外してOKを押します。
このような警告が出てきますが、OKボタンを押して閉じましょう。
VPS のパフォーマンス設定
各種設定も後少しです!
これが最後の設定になりますので頑張ってください。
契約した VPSはMT4を稼働させる為のPCなので、少しでも処理能力を上げることを目的に、そしてPCに余裕をもたせるように設定を行います。
無駄なリソースは極力省き、すべてのリソースをMT4に集中させていきましょう。
意味はわからなくても、システムパフォーマンスの向上につながるので手順通りに設定していきましょう。
パフォーマンスオプションの変更
次の手順でパフォーマンスオプションの設定画面を開きます。
スタート–コントロールパネル–システムとセキュリティを選択。
システムを押します。
システムの詳細設定を押します。
システムのプロパティが開くので、「詳細設定」タブからパフォーマンス項目の設定を押します。
「パフォーマンスオプション」が開くので、「パフォーマンスを優先する」にチェックを入れて適用を押します。
仮想メモリの割当て
この項目は、あえて設定しなくても大丈夫ですが参考までに。
※ 今はキャンペーンでWin2プランの3Ḡがおすすめなので、この仮想メモリの割当て設定は必要ないです。
それでは、このまま仮想メモリを割り当てていきます。(win1プランの1GB契約の場合)
仮想メモリとは物理メモリの容量が不足すると一時的にSSDやHDDをメモリとして利用する機能のことです。
契約したプランは 1 GB のメモリなので、万が一に備えて仮想メモリの設定を行います。
また、ABLNET のプラン選択時、win1 プランではなく win1 SSD プランをおすすめした理由もこちらになります。
HDD より処理速度が早いため、SSD がやはりおすすめです。
それでは先ほどのパフォーマンスオプションのダイアログより、「詳細設定」タブの仮想メモリ項目にある変更を押します。
カスタムサイズを初期2048MB、最大3072MBに変更して設定を押します。「2048-3072」に変更されたのを確認して、OKを押します。
Windows Update の設定変更
Windows Update が常に走り、万が一再起動などが起きた場合はトレードの発注ができません。
次の手順で Windows Update の設定画面を開きます。
スタート–コントロールパネル–自動更新の有効化または無効化を選択。
「更新プログラムを自動的にインストールする」から「更新プログラムを確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」に変更してOKをクリックします。
土日など市場が休みのタイミングでご自身でアップデートをしておきましょう。
補足:VPSの電源をオンにする方法
この項目は補足になりますが、VPSのWindowsを間違ってシャットダウンした場合の、電源の立ち上げ方を解説しておきます。
仮想デスクトップですので、物理ボタンはありません。
もし電源を間違って落とした場合は下の手順で起動しましょう。
先ずは契約時のメールを確認します。
メール本文の真ん中あたりに「ABLEパネル」という項目があります。
ABLEパネルとは、ABLENETの契約者の会員ページのようなものです。
ログインして契約情報の変更やVPSの状態の確認、領収証の発行、そして電源のオンなどができるページです。
アクセスしたら、ブックマークしておきましょう。
※ちなみに領収証をダウンロードしておけば、確定申告の際にFXで得た利益からVPSの利用料金を経費として落とすことができます。
メールに記載されている「ABLEパネルのURL」をクリックし「ABLEパネルID」「初期パスワード」の2点を入力すると、ABLEパネルにアクセスできます。
すると「VPS一覧」に先ほど契約したVPSが表示されているので、VPSの名前の部分をクリックします。
メニューの下の方に「電源ON」ボタンがあります。
それを押してあげるとWindowsが起動します。
まとめ
非常に長くなりましたが、これで VPS の構築方法は終わりになります。
これで自宅の電気代を気にせず、月々 2,000円程度のサーバー代を払うことで、PCの消耗も気にせず快適なFX自動システムライフが送れます。
ABLENET は現在私も利用し続けている事業者ですが、トラブルもなく毎日快適に稼働しています。
顧客のサーバーを管理しているホスティング事業者にとってサービスの停止は致命的な事故になりますので、そういった点でも20年運営されているという実績は信頼の証拠ですね。
ABLENET公式サイト

VPSの契約、設定お疲れさまでした!
後はMT4とEAを設置すると念願の自動売買スタートですね。
VPSのWindowsへMT4と自動売買ツールEAを設置する方法は下の記事をご覧ください。
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