FX自動売買システム、人気のナンピン系EA「サーフィン」と「ランドクルーザー」の週間実績です。
11月最終週の11月25日(月)〜29日(金)は、まさかの。。。
「サーフィンEA」に関しては開発後初の決済出来ない1週間でした。
FX 自動売買 人気ナンピン系EAの週間実績(11月25日~29日)
早速、2種類のナンピン系EAの週間実績を振り返りましょう。
① 申請件数NO.1「サーフィンEA」の週間実績
申請件数No.1の「サーフィンEA」の週間実績です。
○ 11月25日(月)〜29日(金)
利益0円
バージョアップ後、初の決済無しの1週間となりました。
そして現在は月曜日から保有を続けているポジション数が合計5ポジ。
(ナンピン回数設定を3にしている方は、合計ポジション4ポジの状態)
週末に稼働のオンオフをされている方は、上記とは違う展開で決済出来たり、ポジション数がそこまで多くないと思います。
現在は、5ポジ目のポジションは相場が少し折り返して利益が出始めている状況だと思います。
合計4ポジで制限をかけている方は、まだ全てマナス評価損の状態と思われます。
今週のドル円相場は、米国ダウの高値更新と連動するように上昇相場が続きました。
上昇相場でも下落相場でも良いのですが、上下動を繰り返しながら相場が動いてくれると、決済を繰り返して利益をあげることが出来ます。
しかし、今回のように上下動が乏しく決済出来ずに相場が反対に進むと評価損が膨らみ、もどかしい展開が続きます。
今回はショートポジションですので、日にちをまたぐ毎にマイナススワップが発生するのは、決済ポイントが遠のく点でマイナス要因ではあります。
(スワップによる評価損益も含めて、設定利確金額にて自動決済される為です)
ただし、テクニカルの観点からはショートポジション保有の方が、決済に持ち込みやすい相場状況と見ています。
(勿論、相場の世界で絶対はないので、過信は禁物ですが)
② 申請件数NO.2「ランドクルーザーEA」の週間実績
では、次に相場入りの違う「ランドクルザーEA」を見てみましょう。
利益1,313円
ランドクルーザーは1回のみの決済。
これも開発以来、初の1回のみの決済で終える1週間となりました。
現在は通常稼働で、合計ポジション数3の持ち越し状態です。
サーフィンEAと違って、ある意味評価損も大きくないと思います。
同じナンピン系EAでも、相場入りの違う2つのEAを別口座で稼働させることにより、このように状況は変わります。
ただし、やはり今週の相場は上下動が少なく、じり高で上昇相場という点では、ランドクルーザーも決済出来ずに利益がほとんど出ませんでした。
自動売買ナンピン系EAのリスク回避の件
ナンピン系EAの弱点は、相場に上下動が少なく、一方行へ相場が動く展開。
今週はまさに、大きく折り返すことなく上昇相場が続きました。
そういった意味で決済出来ずに、じりじり時間をかけてポジションを担いでいるもどかしい展開です。
合計ポジションが5ポジとなるのは多くはありませんが、過去にも5ポジ決済はあります。
裁量取引ではないので、あまりテクニカルやファンダメンタルの話は避けたいのですが、テクニカル的には相場の行き過ぎサインが日足で出てきています。
そして週足では後もうひと伸びの猶予はあるものの、長期線に頭を抑えられやすいところまで近づいてきました。
そういった意味で、ショートポジションで決済を狙いにいく展開は悪くは無いと考えています。
勿論、相場は絶対ではないのでリスク対策もありです。
相場が逆行して評価損が膨らんだときの対策
リスク対策は色々ありますが、少し例をあげます。
① 証拠金の一時補充
② ナンピン回数設定
③ 手動対策
④ 手動損切り
① 証拠金の一時補充
資金力にもよりますが、可能であればこれが一番リスク回避として有効な手段となります。
いわゆる証拠金維持率を追加入金で上げる戦略です。
(ひとつの目安として、証拠金維持率300%を切ると追加入金して万が一に備える)
② ナンピン回数設定
ナンピン回数設定をチェック。
リスクを抑えてロットと利確金額を抑えている方は別ですが、推奨設定あたりの少し攻めの設定にされている方は、これ以上のナンピンを防ぐ。
ナンピン設定回数3→合計4ポジまでは保有し、それ以上は担ぎません。
ナンピン設定回数4→合計5ポジまでは保有し、それ以上は担ぎません。
現在5ポジまで担いでいて、これ以上ポジションを担ぎたくない場合は、ナンピン回数設定を4で入力。
そうすることで、現在の合計ポジション5ポジ以上は担ぎません。
※ 稼働をオフにしても、現在保有ポジション以上のナンピンをしないように出来ます。
ただし、稼働をオフにしてしまうと決済できる状況になっても自動決済されませんので気をつけてください。
③ 手動対策
ナンピン回数設定までナンピンした場合、その後さらに相場が進んだ場合、手動でナンピンを取る手段もあります。
勿論、証拠金に余裕がある方の場合です。(追加入金された場合も)
相場状況を見て、さらに上昇する場合、通常設定の30pips以上相場が進んだ場合、状況を見て手動でナンピンを入れます。
自動売買のプログラムとしては、この手動のポジションは無視されます。
いわゆる、手動で持ったポジション以外で、設定利確金額に達した段階で自動利確します。
いわゆる手動でナンピンすると、自動利確ポイントまで達する前に、利益が出やすい状態が作れます。
そこで、手動で全て決済して一旦担いだポジションを解消するというやり方です。
※ このやり方は、自動売買ではなく裁量に近くなり少し上級者向けとなりますので、あまりオススメはしません。
④ 手動損切り
手動で保有ポジションを一部損切りし、総ロット数を抑える方法もあります。
その場合、手動決済した以外のポジションで設定利確金額で自動決済されます。
ロスカットを回避する一つの手段ではありますが、ナンピンポジションを損切りしてリスクは抑えれるものの、利確ポイントが遠のくデメリットもあります。
そういった意味でも、やはりこの方法もあまりオススメは出来ませんが、追加入金が難しい方や、ロット設定を上げ過ぎてしまっている方など、ロスカットを回避する手段の一つではあります。
証拠金があれば、稼働をしている限りまた稼げます。
まとめ
今週はサーフィンEAは利確0、ランドクルーザーEAは1回の利確という厳しい相場でした。
思う様に相場は動かないので仕方ないのですが、最終週に利益を伸ばすことが出来ませんでした。
この週末の間にリスク回避の考えを整理するのも一つです。
基本的には資金管理の徹底をしていくことが、結果的に長く利益を出し続ける方法となります。
今回の記事ではナンピン回数の制限についても触れました。
相場は要人発言で急変する場合もあります。
相場急変で制限なくナンピンされると危険ですので、証拠金に余裕がある方も、念の為にナンピン回数に制限をかけておくことをオススメします。
今月11月の月間実績も改めて掲載します。
来週先ずは現在のポジションの決済、そしていつものように自動売買が繰り返されることに期待したいところです。